光の差さない深い場所 駆ける足音 足元さえも見えない程 深遠の闇の中 蠢くモノの気配 纏わりつく闇を振り払うように 先の見えない暗闇を 駆け抜けてゆく 何処までも続く その長い道を 迷いなく駆ける 重さを感じられる程 深まってゆく闇 微かに流れる空気 導かれるように闇の奥へと 足を速めた 温い風だけが そこに残る