日暮れ

不意に思い出した

いつも
暗くなるまで夢中で
友達と話してた

内容なんてくだらなくて
でも
その頃の僕らにとって
かけがえのないものだった


今はもう
離れ離れの友達だけど
いつかまた
あの頃みたいに話をしたい


子供達のはしゃぐ声
家路を急ぐ人の波

何故だか遠く感じてた




「かえりたいな」


どこかへ。
かえるべき場所へ。


僕も早く かえりたいんだ