「あなたの背中」

背筋を伸ばした立ち姿
凛と響いたあなたの声

振り向きもせず 前を見て
私を残して行ってしまう

ボタンなんていらないの カーネーションも桜も嫌い
振り返らない あなたの背中
私はいつも見送るばかり

いつまで どこまで 追い駆けたって あなたの背中に追いつけない
もっと早くに生まれていれば あなたの隣に並べたかしら

卒業式は大嫌い あなたと私を隔ててしまう

この恋心を卒業できない
私は今も 背中を見てる