「モーニングコーヒー」

笑う君と寝起きの僕と
二つ並んだマグカップ



君の白いカップ ミルクコーヒー 甘い香り

僕の黒いカップ ブラックコーヒー 本当は苦手

僕のカップを覗き見て 君は毎回聞いてくる

「苦くないの?」

「もちろん苦いよ」

かっこつけたいだけじゃない 理由は悪戯心かな

「だから口直しさせて?」

返事を待たずに唇重ねて 君の甘さを味わう

君のコーヒーは 僕には少し甘すぎるから

ブラックぐらいが丁度いい

「ごちそうさま」

笑う僕とはじらう君と 二つ並んだマグカップ


モーニングコーヒーは ブラックと君と