「遺した約束 残された想い」

君の願いが僕を縛る

いつか君が 「もしも」 と言った
あの他愛ない言葉たちが


 もしも私が死んだなら  あなたは私の分も幸せに生きて


あるはずのない未来を例えた
君の眼差しはとても静かで
誤魔化し笑いも出来ない僕は
「約束するよ」
と、頷いた


 もしも私が死んだなら  あなたは私を忘れて幸せに生きて


出来もしない約束を
取り消すことも今は出来ない
あの日の自分を責めたとしても
僕の願いは
どこへも逝けない


君のいない世界では 僕の幸せは見つからない
君を忘れた僕ならば 生きているとはとても言えない


僕の世界 僕の幸せ 僕の未来


それが何かを あの時僕は知らずにいた
知っていれば きっと約束なんて言えなかった

    すべて 僕は 「君」 を失くして どうして生きればいいのだろう