「君を想い、夜を旅する」

手を伸ばせば届きそうな
近くで微笑む君の姿

風に靡く髪 薄紅色に染まる頬

愛おしい
君の全てが

今は僕の瞼の裏に
閉じ込めてしまえば 二度と目を開きたくなくなる

君がいない現実など 見たくない
目に見えるどこにも 君がいない世界

暗い 暗い 僕の視界
瞼を閉じたそこにしか 僕の光は今は無い

鈴の音奏でる君の声 空と僕とを映す瞳

恋しい
君の全てを

探し求めて夜を旅する

今、僕は 夢にも君を見つめている