夢見た後

なぜだか涙が零れた
朝日が眩しかったから

昔の夢を見たから なんて 情けなくって言えやしない
幼かったあの頃 未来は無限に広がっていると 信じて疑いもしなかった
夢は かならず叶うものと 根拠(わけ)もなく思っていた

だけど
あの頃描いていた夢は 無邪気なだけの 淡い幻想
夢は 願うだけじゃ叶わない 今さら思い知っただけ
なぜだか涙が零れた 朝日が眩し過ぎたから